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トンネルを抜けたら現実だった

人生楽しいです

自分の体が自分のでなかった頃

私は物心つくまえから、精神的には大変な環境にいたんだと思います。

目の前でDVが繰り返される。実の母親が私を愛していないと、

私と実の母親の目の前でニヤニヤしながら語る父。

実の母は家事ができないし、仕事も家事もしていなくても、私の世話はあまりしない。

家は「片付けられない女」状態。

小学校に上がったら、小学校でもわりと酷いいじめ。

記憶が薄いんですが(防衛機制かと思われる)、やっぱり大変だったと思います。


18歳で入院してすぐ、

世界の現実感のなさにびっくりしました。体が思うように動かないし、

周りの人はもっと世界を感じているように思って、

入院の影響かそれとも薬の影響か。その影響で現実感がなくなったんだと思いました。

でも違った。

それまで、まるっきり現実感なく生きてきて、それをやっと自覚したってことだったんです。

「現実感がない」ということを自覚できた。すごい進歩だったんじゃないかと思います。

それは恐らく「離人感」という症状だったんでしょう。


現実感が伴っていない記憶は残らない。だから私には過去の記憶が薄い。

私は18歳になるまで一度も、一週間、毎日歯磨きをし続けた週なんてなかったと思います。

一週間、毎日顔を洗っていた週もなかったと思う。

歯磨きも洗顔もできない精神状態。

髪もとかさないし、綿のズボンばかり履かされていたから、Gパンというものを覚えたのは小学校高学年。

ファッションにも音楽にも無関心。流行なんか知らん。知識としても皆無。


物心ついたころから変わらず離人感に支配されていると、離人症という自覚すら生まれないらしい。


世界には災害や戦争で大変な思いをする人がいます。

どんな人が遭ったって、それは大変です。

けれど、幼い頃からなんのいいこともなく、

若いからって何も楽しいことをしないままに、

「楽しくない」っていう自覚もないままに亡くなったりする方がいるかと思うと、

希望のなさに涙すら流せません。

死にたくはないけれど、いつ死んでもいいように、

悔いなく生きたい。

なにがなんでも。



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