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トンネルを抜けたら現実だった

人生楽しいです

小さい頃、実の母は私の髪をとかさず、またあまり切りもしなかったので、

私の頭は常に雀の巣状態でした。

けれどごくまれに、母に気力があった時にはブラシをかけてくれました。

きちんとブラシをかけるとよく、

「シャンプーのCMに出られるんじゃない?」

とご満悦になっていましたが、そんなことを言うと横の父はいつも、

「そんなわけないだろ」と面白くなさそうに否定していました。


小学校低学年の時、珍しく髪をとかされた状態で登校したら、

(とかすようにしつけられてさえいませんでした)

廊下で通りすがりの先生に、

「こんなキレイな髪、見たことないわ」

と言われました。これは当然、相当にお世辞が入っているし、

もしかしたら私の頭がいつも雀の巣だったのも関係しているかもしれません。

けれどその言葉をそのまま父に伝えたら、

「そんな馬鹿なことあるわけないだろ」

と、面白くなさそうに口の端を歪めて言いました。


美容院に行くと、美容師さんから髪を誉められることも多かったんですが、

「はい、接客サービスありがとうございます」と毎回思っていました。

けれどこの前、いつもの美容師さんに切ってもらっていたらこんなことを言われました。

「この髪、伸ばせば普通に売れるよ」


は……? (・・)


「キレイな髪ですねぇ~」ならともかく、

「売れる」って言ったのに売れなかったら嘘がすぐにばれるわけで、

へ…?

「売る」って商売ですよ商品ですよ。

親すら「大したことない」と断言するようなものが売れるわけないじゃないですか?

だってお金をもうらうって大変なことなんですよ?

子供の生活費を稼ぐだけで子供の努力成果人格未来、全て否定し放題になるんですよ?

全く大したことないような髪がお金になるわけないじゃないですか?


という、ちょっと複雑な心境になりましたが、

少し嬉しかったです。

現在、髪短いから即お金になったりしませんけど。

というか伸ばす気ないし。


親が子供の衣食住を保障すれば子供にとっての何様にもなれるっていうのはなんか腑に落ちません。

私の父は、辛い仕事をしているのだから自分が一番偉く何でも許されるのだと思っていました。

だから私が失敗すればここぞとばかりに叩きのめしますが、

自分の失敗は「仕方のないこと、人間なんだから完璧じゃない」だけのお話です。


現在働いてたって、例えこの労働時間をもっともっと増やしたところで、

その労働が子供の人生めちゃくちゃにできるチケット引換券となるとは思えません。

けれど私がこういうことを言ったなら父は激怒してこう言うんだと思うんですよね。

「時給が違うだろ」




いつも訪問ありがとうございます
昨日、すごく久しぶりに友達と話せました!
お蔭で今朝は30分寝坊しましたが、
とてもスッキリした気分で、今日も頑張れそうです。
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